OBCC 株式会社大阪防水建設社

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昭和8年~昭和24年
は「技術沿革について」

宇賀龍雄がセメント防水工事及び防水材料の製造販売を主業務として、大阪市天王寺区に大阪防水建材社を創業。

創業者 宇賀龍雄について

創業者 宇賀龍雄は戦前の非常に厳しい営業環境であったが、持ち前の負けん気の強さで営業活動をした結果、次第にお客様に認められ、大阪防水建材社を安定した実績を上げられる会社に成長させていく。昭和20年3月14日第二次世界大戦末期の大阪大空襲により、事務所、主な工事現場などを焼失し企業活動ができなくなっていったが、終戦後事務所を大阪府守口市に置き、敗戦後の惨憺たる社会情勢を生き抜く。

創業時は防水性・強度・早強性を併せ持つ防水材料「ウカ液」(旧名ルリオン)の製造販売を行う。

昭和25年~昭和39年
は「技術沿革について」
昭和25年

大阪防水建材社から法人組織に改め、株式会社大阪防水建設社と改名して設立。 (一時、戦争のため企業活動を中止せざるを得なかったが、戦前にお世話になったお得意様のお蔭で昭和24年9月頃から企業活動を再開する。大阪市交通局様の防水工事を柱に各都市の浄水池の補修工事、関西五大私鉄の補修工事等でセメント防水施工業者として安定した営業成績をあげられる企業になる。)

防水工事での実績を生かして上下水道の敷設に伴う軟弱地盤の改良を目的とした注入工事を開始。

昭和29年

名古屋出張所開設。

昭和36年

昭和36年12月31日決算で売上高が1億円を超える。(120百万円)

昭和35年 正月 大阪市天王寺区本社前にて
昭和40年~
は「技術沿革について」
昭和40年

大阪市天王寺区本社社屋建替え。

昭和40年に建替えた本社社屋
昭和42年

注入工事の管理の一貫として、その流量と圧力をオシログラフにとり、計測的に管理を行うという新しい方法を開発。

昭和43年

三重県伊勢市二見浦 興玉神社の「夫婦岩」の補修工事を行う。(浸食で傷んだ箇所にエポキシ樹脂、モルタル注入で崩壊をくい止める)

昭和44年

昭和44年12月31日決算で売上高が10億円を超える。(1,149百万円)

昭和45年

福岡出張所開設。昭和43年度より大阪万博会場の各種工事を行う。

世界初のエポキシ樹脂を使用した管更生工法「エポキシライニング工法」を共同開発。

昭和46年 名古屋出張所を東区葵町に移転。それと同時に名古屋支店に改称。
昭和47年 宇賀龍雄が会長に就任。代わって宇賀照夫が社長に就き、第二創業期を迎える。
昭和48年

大口径管の継手補修工法「管路継手内面修理工法」を開発。

「管路継手内面修理工法」 実験状況
昭和49年

連続遮水壁を構築する「OBW工法」を開発。(地盤改良の特殊な分野を拡げた画期的な工法として各方面から大きな注目を集める)

昭和50年~
は「技術沿革について」
昭和50年

東京支店開設。福岡出張所を福岡支店に改称。

コンクリート構造物の伸縮継手補修工「OGAS工法」を開発。

「OGAS工法」当時の施工状況
昭和52年

ショットクリート工事(吹付工事)得意とする大東ガン工事株式会社を吸収合併。
本格的に吹付工事分野に参入する。

昭和58年

昭和58年9月30日決算で売上高が100億円を超える。(10,394百万円)

反転によってホースを管内に内張するガス導管補修工法「フェニックス工法」を共同開発。

昭和60年~
は「技術沿革について」
昭和60年

低圧鋳鉄管の継手を内面から修繕する工法「ジョイントインターン工法」が日本ガス協会より「太田賞」(現在の技術賞に相当)を受賞。

昭和63年

低圧鋳鉄管の継手を内面から修繕する工法「MELTY工法」が日本ガス協会より「技術賞」を受賞。

平成元年~
は「技術沿革について」
平成元年

本社に大阪支店を併設し、工事、営業部門を移管。

上水道・下水道管路更生工事として、画期的な「EX工法」を開発。

施主様を招待して行った「EX工法」公開実験状況
平成4年

オーストラリアKEMBLA社に「EX工法」を実施許諾。

平成5年
  • 関西国際空港の防水工事を施工する。
  • 本社新社屋ビル完成。
  • 兵庫県加東郡(現加東市)に東条工作所が完成。
  • 創業60周年を記念して、会社のロゴマークをOとBをデザインした新しいものに変更する。
現在の本社社屋 平成5年完成

ガスを流した状態で管の継手部を修繕できる工法「ライブジョイントシール(LJS)工法」が日本ガス協会より「技術賞」を受賞。

「ライブジョイントシール」実験状況
平成6年

アメリカMILLER社に「EX工法」を実施許諾。

  • 800mm以上の大口径管更生工法「ダンビー工法」を共同開発。
  • ガス導管内に硬質塩ビを膨張させフィットさせる工法「PVCフィットパイピング工法」が日本ガス協会より「技術賞」を受賞。
  • 除去式グランドアンカー工法「コメット工法」を共同開発。
平成7年
  • 社長 宇賀照夫が春の褒章において「黄綬褒章」を受賞。
  • 阪神大震災の復旧関連の緊急工事に参加、神戸地区の災害復旧に努める。
  • ベルギーNORDITUBE社に「フェニックス工法」を実施許諾。

ボーリンググラウト工事業に従事した功績により贈られた「黄綬褒章」。

平成8年
  • 福岡支店を九州支店に名称変更。
  • 大阪市の「片福連絡線(現JR東西線)南森町工区」の防水・注入工事を施工。
  • 当社も施工を行った大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線が開通し玉造駅に壁画を寄贈(玉造周辺の4社共同)。
難波宮をモチーフにした玉造駅コンコースの壁画
  • 阪神淡路大震災以降、耐震橋脚補強のため様々なコンクリート構造物補修・補強工法を開発。
  • 注入技術「高被圧下のスリーブ工法」を開発。
  • 構造物下部の空隙に、貫通せず充填できる「アルコ工法」を開発。
平成10年~
は「技術沿革について」
平成10年
  • 宇賀照夫が会長に就任、代わって宇賀大三郎が社長に就任。
  • 大阪支店を本社に統合。
  • ベルギーワロン地域政府首相ロベール・コリニヨン氏 当社を表敬訪問(ベルギーのNORDITUBE社との良好な技術提携関係を続けていることにより、首相他政府関係者にご訪問をいただいた)。
ロバート・コリニヨン首相・ベルギー政府関係者の皆様と弊社役員
平成11年

ガス老朽鋳鉄管を掘削せず更新できる「FLEX工ライナー法」を共同開発。

平成12年

ポリエチレン製の帯状ライニング材を使用する薄肉二次覆工工法「ポリリング工法」を共同開発。

平成13年

宇賀大三郎に代わって、湊健治が社長に就任。

ガスを流した状態で管の継手部を修繕できる工法「ライブジョイントシール(LJS)工法」が日本ガス協会より「技術大賞」を受賞。

技術大賞の表彰状「ライブジョイントシール工法」
平成15年

本社においてJIS Q 9001:2000(ISO 9001:2000)承認取得。

平成16年

コンクリート構造物の防水・防食工法「フラップス工法」を開発。

平成17年

湊健治が会長に就任、代わって岩田功が社長に就任。

平成20年~
は「技術沿革について」
平成20年

本社に大阪支店を併設し、工事・営業部門を移管。

  • 厚みと耐久性を兼ね備えた、極厚塗膜防水工法「あつぬりくん」を開発。
「あつぬりくん」吹付実験状況
  • 破損した埋設管を開削することなく復元する「伏び管復元工法」を共同開発。
  • 地下構造物内側から外周地盤に防水膜を形成する「アクアカット工法」を共同開発。
平成22年

岩田功が会長に就任、代わって宇賀良太が社長に就任。

平成24年
  • 大口径矩形きょの更生工法「クリアフロー工法」を開発。
「クリアフロー工法」 実験状況
  • 1台のポンプで任意の4か所を注入できる「エキスパッカ ロータスルート工法」を開発。
「エキスパッカ ロータスルート工法」公開実験状況
  • 曲がり削孔を3次元的に管理する「Freedomove(フリーダムーブ)」工法を開発。
「freedomove工法」 実験状況